沈黙 -サイレンス-
原題:Silence 2016年作品
遠藤周作原作。「タクシー・ドライバー」のマーティン・スコセッシ監督作品。17世紀、禁教時代の長崎を舞台に、行方不明となったフェレイラ宣教師を探すために日本へ渡った若き宣教師と禁教下に置かれた日本人信者の物語。厳しい切支丹弾圧の中、信仰とは何なのか?と言う根本的な所がだんだんわからなくなって来る作りに感動した。劇中BGMが一切なく、役者の演技と脚本のみで物語を進めた点も感心した。浅野忠信、窪塚洋介、塚本信也を始めと数る日本人キャストの演技・・・特にイッセー緒方演ずる井上筑後守は本作の出来の良さを一段押し上げている。主な舞台となる長崎は、私の両親が島原(本作のオープニングシーンに出てくる)出身という事もあり何かと縁があって、今までも禁教時代由縁の地を何度も訪れているので非常に勉強になった。(偶然にも昨年の長崎ドライブが本作の足跡を追っていた/平戸・外海町・長崎・雲仙島原)ただ一つ・・・なぜあれだけの厳しい弾圧をおこなったのか?説明を入れてほしかった。
8点/10点満点中
【4本目】
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